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マツダ、マレーシアにおける生産体制を強化
-8月に新型「CX-5」の現地組立を開始、さらなる品質向上を実現する施策を実施-
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、本日、マレーシアの生産販売会社「Mazda Malaysia Sdn. Bhd.(以下、マツダ・マレーシア)」が本年8月29日より現地組立している新型「マツダ CX-5」を披露するとともに生産体制を強化したことについて、発表しました。それに伴い、同日、マツダ・マレーシアが記念式典を開催し、同社をはじめマツダや現地のビジネスパートナーなどの関係者が参加しました。
マツダ・マレーシアは、新型「CX-5」を現地組立するにあたり、約23億円を投資して、マツダ車専用の高意匠色用塗装工場を新設するとともに、車体工場の溶接工程の一部を自動化しました。これらの施策などにより、マツダのマザー工場である宇品工場(広島県)や防府工場(山口県)と同等の技術を取り入れた体制となり、より高品質なマツダ車の生産を実現します。なお、マレーシアで生産された新型「CX-5」は、従来の供給先である同国とタイに加えて、今後フィリピン、インドネシア、カンボジア、ミャンマーなどに輸出される計画です。
マツダの圓山 雅俊(まるやま まさとし)常務執行役員(グローバル生産・グローバル物流担当)は、「マツダは、マレーシアをASEANの重要な生産拠点の一つと位置づけ、ビジネスパートナーと一体となって、この地でのマツダのクルマづくりを育み、盤石な体制の確立を目指してまいりました。今回の施策により、マツダブランドを象徴する『ソウルレッドクリスタルメタリック』をはじめとする高意匠色の生産を実現するとともに、マツダの生産技術と考え方をベースとした一貫したクルマづくりの体制がさらに強化されました。引き続き品質のさらなる向上に努めるとともに、ここで造られたマツダ車が、各市場のお客様に満足いただけると確信しています」と語りました。
またマツダのASEAN事業を担当する井上 寛(いのうえ ひろし)常務執行役員は、「ASEAN市場において、マツダの商品や技術、品質に対するお客様の期待が、日に日に高まっていることを実感しています。私たちは、お客様の期待を超えた価値を提供することが使命である、と考えております。クルマづくりの情熱が込められたマツダ・マレーシアが生産する新型『CX-5』は、その使命を果たす力がある商品です。今後も、マツダとビジネスパートナーは一体となって、この国の自動車産業のさらなる発展に貢献するとともに、お客様に「走る歓び」にあふれたクルマをお届けすることを通じて、お客様の人生をより豊かにすることを目指してまいります」と述べました。
所在地: | マツダ・マレーシアの生産委託先である現地資本の自動車製造会社「イノコム社」(ケダ州クリム)工場敷地内 |
稼働開始日: | 2017年8月29日 |
塗装色: | 「ソウルレッドクリスタルメタリック」「マシーングレープレミアムメタリック」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」 |
■マレーシアにおけるマツダの概況について
2011年1月: 「Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)」の現地組立を開始
2012年9月: 生産販売会社「Mazda Malaysia Sdn. Bhd.(マツダ・マレーシア)」を設立
2013年3月: 「CX-5」の現地組立を開始、マツダ車専用の車体工場が稼働開始
2013年9月: マレーシア産「CX-5」、タイに輸出開始
2014年5月: マツダ車専用の車両組立工場が稼働開始
2017年8月: 新型「CX-5」の現地組立を開始、マツダ車専用の高意匠色用塗装工場が稼働開始